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【アイナナ】一筋の光【ユキモモ】

第1章 はじまりの感動 ⚠Re:vale過去のネタバレ含み


一ヶ月後俺はいつものように頼み込んだ

するとユキさんが聞いてきた


千「どうして…そこまで…」

百「あんな形で終わるRe:valeを見たくないんです。嫌なんです。」

千「君…ワガママか?」

百「分かってます。だけどRe:valeは俺の一筋の光なんです。」

千「いいよ…五年間だけ組んでも。」

百「ありがとうございます!」


俺はその場で泣き崩れてしまった

嬉しかった

だってユキさんがやめないでくれるから

嬉しかったんだ

もっとかかると思ってた

久しぶりに俺は大泣きをした


千「これからのこと…改めて話し合おう。」


そう言ってユキさんは去っていった

彼は複雑な気持ちだったと思う

だってユキさんは承諾した時も辛そうだったから

その後俺はユキさんと何度か話し合った

その結果

貧乏な俺らは事故物件で二人で暮らすことになった


百「俺頑張って稼ぎますね!」

千「…ごめん。」

百「いいんですよ!ユキさんは待っててください!」


俺はその日からバイト三昧だった

アイドルとしてスタートさせるにはまずそれほどのファンが必要だった

だからまずあの時のユキさんとバンさんのように

たくさんのファンがつかないといけない

岡崎事務所さんについたものの

あちらは新人会社だから貧乏に変わりない

デビューのために俺はバイトを頑張ったし

ユキさんもバイトを少しずつ始めていた


百「すみません。稼ぎ悪くて…ユキさんにこんな苦しい生活させて。」

千「全然平気。モモくんはあまり持ち込みすぎないようにね。」


ユキさんと暮らし始めてからユキさんは変わった

前は愛想なんてなかったけど

少しずつ思いやりを持って接してくれるようになった

ユキさんイケメンだ…!

俺は一緒に暮らしてからかもしれない

ユキさんに特別な想いが宿ることに

俺がまさか同性に恋をするなんて思ってもみなかった


千「モモくんは僕のためって頑張りすぎた!少しは休んでくれ!」

百「ユキさんに不自由させたくないんです!!俺はファンですよ!?」

千「今は相方だろう!?」


こんな感じで揉めることなんて頻繁にあった

だけどすぐに俺は機嫌を取りにいくんだ

ユキさんは俺と暮らすうちに

どんどん表情が柔らかくなった

笑うようになった

俺の心もユキさんに惹かれていった
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