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蒼き龍の逝きる意味

第2章 柱合会議編


<炭治郎side>

お館様「お早う皆 今日はとてもいい天気だね。
空は青いのかな?顔ぶれが変わらずに
半年に一度の"柱合会議"を迎えられたこと嬉しく思うよ。」

傷……?いや病気か?この人がお館様?
思わず油断して見つめていると、首を掴まれ
地面に叩きつけられた。

炭治郎「!!」

痛みが引き、目を開けると柱全員が跪き頭を下げていた。
蛇を首に巻いた男の人もいつの間にか木の上から降りていた。

不死川「お館様におかれましても御創建で何よりです。
益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」

お館様「ありがとう実弥。」

不死川「畏れながら柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる
鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく
存じますが、よろしいでしょうか。」

炭治郎「(知性も理性も全く無さそうだったのに
すごいきちんと喋り出したぞ。)」

そう思ってしまうのも無理はないだろう、と付け足す。
目の前のお館様は少しすまなそうに目を閉じる。

お館様「そうだね 驚かせてしまってすまなかった。」

そっと目を開けて柱全員を見据えたお館様は

お館様「炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。
そして皆にも認めて欲しいと思っている。」

そう言い放った。俺を押えている傷だらけの男からも
周りの人たちからもかなりの動揺が伝わってきた。

悲鳴嶼「嗚呼…たとえお館様の願いであっても
私は承知しかねる……。(ジャリジャリ」

宇髄「俺も派手に反対する。鬼を連れた鬼殺隊員など認められない。」

甘露寺「私は全てお館様の望むまま従います。」♡♡

無一郎「僕はどちらでも……すぐに忘れるので……。」

しのぶ「……。」

冨岡「……。」

伊黒「信用しない 信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ。」

煉獄「心より尊敬するお館様ではあるが理解できない
お考えだ!!全力で反対する!!」

不死川「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。
竈門・冨岡両名の処罰を願います。」

それぞれに意見を述べていく柱の人たち。
こんなに鬼を憎むのは、やっぱり鬼に家族を
奪われたことが1番の理由なのだろうか。

お館様「では手紙を。」

女の子「はい。」

片方の女の子が手紙を広げる。
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