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蒼き龍の逝きる意味

第7章 第7章 休養中編


<炭治郎side>

ガラッ!

炭治郎「焰さん!こんにちは!!」

焰「………煩いぞ。」

炭治郎「すみません!(ニッコニッコ」

あの任務から約1ヶ月、焰さんはしのぶさんの
言う事を聞かな過ぎてとうとう別室に隔離された。
最初の頃は脱走を図ったりしてたと聞いたけど
しのぶさんにこってりと絞られたらしく、
大人しく安静にしているそう。

焰「……それで、今日は何しに来た。」

炭治郎「しのぶさんが今日は任務なので
代わりに俺が薬を渡しに来ました!」

焰「……………。」

あ、ちょっと嫌そうな匂いになった。
表情は何ら変わってないのに。

炭治郎「…もしかして、焰さんって薬苦手ですか?」

焰「……お前には関係ないだろう。」

炭治郎「俺、鼻が利くので他人が考えてる事分かるんですよ!
焰さんが薬を見て嫌そうにしたのも分かります!」

焰「…そうか。」

炭治郎「でもしのぶさんの作る薬って
すっごい苦いですよね!
長男だから俺も耐えられたけど、
もし次男だったら耐えられなかったかも!」

焰「……良薬口に苦し、とは言うが…苦過ぎだな。」

炭治郎「!」

初めて焰さんが会話を続けてくれた!!

炭治郎「苦過ぎだとは思いますけど、しのぶさんの
作る薬はよく効くのでありがたいです!」

焰「…………………そうだな。」

焰さんの匂いを嗅いでみる、特に何も変わってないけど
ほんの少しだけ、ホワッとした匂いがした気がした。

カラッ

部屋と扉が開く音がして、そっちを見る。
そこには眼帯をした煉獄さんの姿。

煉獄「む!竈門少年も居たのか!」

炭治郎「あ!煉獄さん!こんにちは!」

煉獄「うむ!こんにちは!」

焰「うるせぇ。他所でやれ。」

余程煩かったのか耳を塞ぐ仕草をする焰さん。
眉間にシワが寄ってる。

煉獄「むっ、すまない!声を抑えよう。」

少し声の大きさを小さくした煉獄さん。
俺とは反対側の椅子に座る。
あ、焰さんの顔が少し迷惑そうに…。

焰「…何故竈門炭治郎といい、お前といい
椅子に座る。帰れ。」

煉獄「何故だ!俺も君と話したい!
竈門少年とは話してたじゃないか!」

焰「薬が苦いと互いに意見が一致しただけだ。
話してなどいない。」

いやそれ、話してるに入りますからね??
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