• テキストサイズ

蒼き龍の逝きる意味

第6章 無限列車編後


焰「……分かるから何だ。何か出来るのか。」

善逸「アンタに……、焰さんに、寄り添う事。」

寄り添う……?何を馬鹿な事を言っているんだ。
何故お互いの事をよく知らない奴に寄り添うと言える。
そんなもの、要らない。望んでない。

焰「結構だ。俺は1人でいい。さっさと何処かへ行け。」

蟲柱はああ言ってくれたが、今までそうだったように
いきなり人と距離を縮めるなんて出来ねぇ。
どう関わればいいかも分からねぇ。
突き放せ、俺に関わるな。俺を恐れろ。
所詮、俺には仲間なんてもう必要ないんだ。

善逸「嫌だ。嫌です。俺は焰さんに寄り添います。」

焰「聞こえなかったか。結構だと言ったんだ。」

善逸「だから!嫌ですって言ってるんです!」

向こうから、誰か来る……。
少し、違和感のある走ってくる音だ……。

炭治郎「善逸……!?どうした、ん…だ……って焰さん!?」

伊之助「あっちまで声聞こえてんぞ!紋逸……、お!?
変な頭の野郎じゃねぇか!」

誰が変な頭の野郎だ、猪頭。
くそ程どうでもいいが変にあだ名をつけるな。

善逸「聞いてくれよ!炭治郎!伊之助!
焰さんが自分に素直になってくれないし
ちゃんと向き合ってくれないんだよォ!」

炭治郎「少し落ち着くんだ善逸。
流石に一気に距離を詰めすぎた……。(汗」

伊之助「こいつにはこいつの、人との向い合う為の
心の準備の時間?ってのがあんだろ!」

猪頭、野蛮なくせに意外とまともな事言うな。
/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp