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蒼き龍の逝きる意味

第6章 無限列車編後


<焰side>

体が重い、体が痛い、苦しい……。
瞼に光の刺激を感じて、ゆっくりと目を覚ます。
顔に感じていた布の感触が無くなる、落ちたか。

焰「………ヒュー、………ヒュー。」

ここは、どこだ……。師範に崖から突き落とされて
それで……光に包まれたと思ったら…………。

なほ「えっ……。(花瓶落とし」ガチャンッ

焰「……蝶、屋敷か。(掠れ声」

声が思った以上に出ない。
どうしたものかと考えていると、

なほ「キャアァアァァア!!お、おばけぇ!(泣」

声をかける暇なく出て行かれてしまった。
これはどうしたものか……。

体を起こそうと動いてみると、

焰「ッア"……!!ゲホッ!(吐血」

左脇腹に激痛が走った。
痛まないように服を捲り、見てみると
そこには痛々しい傷跡があった。
手術の跡が見受けられ、死人であった俺のことも
処置してくれたのかと関心する。

ダダダダダッ ガララッ バンッ

誰かの走ってくる音と、思い切り開かれた扉に
少なからず驚く。
そっちを見れば汗だくの蟲柱と竈門炭治郎、
金髪頭と猪頭、そして炎柱が居た。

焰「よう……?(手をあげる」

どうしていいかわからずとりあえず挨拶する。
すると全員が呆然とした後、

全員「「「「「えええぇぇええええ!?」」」」」

と奇声を発した。俺はそれを耳を塞いで耐える。
ドタバタと全員近寄ってくる。

炭治郎「え?えっ えぇ?」

竈門炭治郎には手や指を触られ

善逸「えっ、嘘すぎじゃない??」

金髪頭には心音を聞かれて

伊之助「おまっ、本物か!?」

猪頭には頭をポコポコ叩かれて

しのぶ「え、本当にっ、生きて??血鬼術の類っ??」

蟲柱には血鬼術を疑われて

煉獄「ほ、んとうに、生きてっ……?」

炎柱には頬を両手で掴まれて目を合わせられたり
体温を確認されたりした。

焰「くそ程どうでもいいが、鬱陶しい。」
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