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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編


<焰side>

俺だけの技、俺と師範だけの技。
この怒りと共にお前に喰らわせてやる。

焰「(燃えろ燃えろ、この身諸共。何の為の命だ。)」

ヒュオォォオオォォオオ………… ゴオォォオォオオォォォオ……

猗窩座「お前、何をする気だ……。」

鬼は少し顔を青ざめさせる。
それが少しおかしくて目を細めた。
鬼の質問に答える気は無い、無視をして

焰「これで最後にしようか。」

俺はそう言い、全身に力を込める。

焰「この蒼き炎は龍を呼び、災いを振り払う。
この怒りは俺を灼き、またお前を灼き尽くす。」

【簡単に死ねると思うなよ、鬼。】

《炎の呼吸・零ノ型・護炎青龍》
ゴォォォオオオオオォォオオォォオ……!!

俺の周りの蒼い炎が龍の形を成し、鬼へと襲い掛かる。
鬼も血鬼術で応戦したようで、俺に攻撃が飛んできた。

ゴシャッ!

焰「ゴフッ………。」

攻撃を喰らった左脇腹が燃えるように熱い。
そして、炎の龍が鬼の体を半分喰らう。

猗窩座「っ!!!これ以上は、無理かっ!」

山の頂きに登り始める太陽に気づき、
林の中へ消えた。

俺は激痛に耐えれずその場に倒れ込む。
竈門炭治郎が何かを叫んでいるのが聞こえる。

炭治郎「逃げるな卑怯者!!逃げるなぁ!!!

いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!!
生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない!!
失った手足が戻ることも無い!!」

「逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!」と叫ぶ声が
ガンガンと頭に響く。

炭治郎「お前なんかより 煉獄さんや焰さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!

煉獄さんは....焰さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!

戦い抜いた!!守り抜いた!!」

泣き声が混じってくる。
泣いてるのか、竈門炭治郎……。

炭治郎「お前の負けだ!!煉獄さんと焰さんの 勝ちだ!!」

「うあああああ ああああ!!!あああああ!!」と
子供のように泣き叫ぶ竈門炭治郎。
俺は俺を抱えた炎柱を見てから、口を開いた。
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