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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編


<焰side>

猗窩座「お前、女の匂いがするな。女は弱い、この場から消えろ。」

焰「…断る。何故俺が鬼の言う事なんぞ聞かねばならん。」

猗窩座「お前が女だからだ。すぐに死ぬ。弱者に興味はない。」

焰「………弱者かどうかは、お前が決める事じゃねぇ。
俺は鬼殺隊、鬼を狩る者だ。死んでも鬼を殺す。」

《炎の呼吸・弐ノ型・昇り炎天》ゴオォォオ

軽々と避けられる。そしてそのままの勢いで後ろに蹴り飛ばされる。

ドカッ ズシャアァッ!!

すぐに起き上がり、鬼に近づく。
鬼は俺を見て鼻で笑った。

猗窩座「弱い女に生きる価値は無い《・・・・・・・・・・・・》。
それにお前………」

【誰も救える刃を持ってないだろう?】

嗚呼そうだ、生きていようが死んでいようが
その場その時の運だからな。
俺が人を救うなんざ、周りが嘲笑うだろ。

猗窩座「お前を育てただろう師範も《・・・・・・・・・・・・》、
お前みたいな出来損ないで残念だろうな。」

その言葉に言葉には言い表せない何かが芽生えた。
刀を持つ手に力が入る。

猗窩座「お前が出来損ないなのは師範が弱者《・・・・・》だからだ。」

鬼に刃を振るう。
しかし、斬っても斬っても傷は治ってしまう。

猗窩座「誰一人として守れなかったのは、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女のお前とお前の師範が弱かったからだ。」

拳が俺に飛んでくる。それを刀の柄で受け止め後ろに吹っ飛ぶ。

炭治郎「焰さん!!」

ドシャッ!

俺は竈門炭治郎に受け止められる。致命傷になるぞ。

猗窩座「杏寿郎!鬼になろう!俺と永遠に………」

煉獄「ならない。俺は鬼にならない。」

猗窩座「なら、死んでもらう。」

俺はこのまま、死ぬのだろうか。
鬼と炎柱の会話を聞きながらそう思う。
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