第4章 無限列車編
技が放たれる寸前、煉獄の頭に硬い何かが振り下ろされる。
煉獄はその衝撃に受け身も取れず地面に倒れ、技は放たれなかった。
《破壊殺・滅式》
頭スレスレに猗窩座の術が飛んでいく。
炭治郎「…………っ!焰さん!!」
伊之助「あっ!ヘンテコ頭!」
炭治郎と伊之助が煉獄を下敷きにして地面に伏せている
焰を見つけた。
煉獄「……き、みっ。」
焰「お前そんなボロボロで死にに行く気か。
まぁ死のうが生きようがくそ程どうでもいいが。」
猗窩座「誰だ!俺と杏寿郎の邪魔をするな!」
猗窩座がそう叫ぶ。焰は何事も無く起き上がり
煉獄を後ろに運ぶよう伊之助に指示した。
煉獄「……待つんだ、なぜ、君がここに。」
焰「それに回答する義務は無い。わかったら黙れ。」
煉獄の質問に答えず、刀を構える焰。
その目はしっかりと猗窩座を捉えていて。
焰「自己紹介はいい。面倒だからな。
俺は鬼殺隊でお前は鬼。戦う理由はそれだ。
わかったら戦うぞ。鬼。」