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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編



ドッ

俺の腹部に錐のようなものが刺さる。
それに車掌さんが気を取られているうちに
手刀を叩き込み、気絶させる。

炭治郎「大丈夫だ!!早く鬼の頚を斬らないと善逸たちがもたない!」

「早く!」と伊之助に叫ぶ。

《獣の呼吸・肆ノ牙・切細裂き》!!

鬼の頚の骨が見えた!
俺はすぐに呼吸を使った。

炭治郎「(父さん 守ってくれ…この一撃で骨を断つ!!)」

《ヒノカミ神楽・碧羅の天》

ゴガァ

魘夢【ギャッ】「ギャアアアア!!!」ドバ

炭治郎「……!!(凄まじい断末魔と揺れがっ…!!)」

ガタガタと周りが揺れ列車が暴れて脱線する。

伊之助「頚を斬られてのたうち回ってやがる!!やべぇぞ!」

炭治郎「横転する!伊之助……(ズキ」

刺された部分が傷んだ。

伊之助「お(ガガ)お前 腹大丈夫か!」

炭治郎「乗客を(ガガ)守(ガッ)」

死ねない。俺が死んだらあの人が人殺しになってしまう。
死ねない。誰も死なせたくない。

伊之助「大丈夫か!!三太郎!」

伊之助が俺を心配しながらゆさゆさと揺さぶってくる。
大丈夫だと言いながら、伊之助に色々聞く。

炭治郎「怪我人はいないか…、頚の近くにいた運転手は……。」

伊之助「アイツ 死んでいいと思う!!」

炭治郎「よくないよ…………。」

伊之助「お前の腹刺した奴だろうが!
アイツ足が挟まって動けなくなってるぜ!
足が潰れてもう歩けねぇ!!放っとけば死ぬ!」

俺のために怒ってくれるのは嬉しいけど………。
死なせていい人なんていないんだ……。

炭治郎「だったらもう十分罰は受けてる。助けてやってくれ。」

「頼む。」と頭を下げると伊之助は

伊之助「……ふん、行ってやるよ。親分だからな。
子分の頼みだからな!!」

そう言って伊之助は助けに向かってくれた。

炭治郎「フーーッ、フーー。(夜明けが近づいてる。)」

呼吸を整えろ 早く…………。怪我人を……助けないと…。

炭治郎「(禰豆子…善逸…煉獄さん……焰さん…………。
きっと無事だ…信じろ……。)」
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