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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編


<炭治郎side>

車両の扉を開ければ風に乗って重い鬼の匂いがする。

炭治郎「(こんな状態で眠ってたのか俺は……。
客車が密閉されてたとはいえ信じられない。ふがいない!!)」

焰さんの言う通り、鬼は先頭車両にいるとみた。
俺は汽車の上に乗り、禰豆子に皆を起こすように伝えて
風に抵抗しながら前へ走った。

魘夢「あれぇ 起きたの。おはよう。」

「まだ寝ててよかったのに。」という目の前の鬼。
全身にだろうか、見える範囲では血管が浮き出ている。

魘夢「せっかく良い夢を見せてやっていた《・・・・・・・》でしょう。
お前の家族をみんな斬殺する夢を見せることもできたんだよ?」

その次の言葉に俺の我慢が出来なくなった。

魘夢「今度は父親が生き返った夢を見せてやろうか。」

身体中の血液がぐつぐつと煮え滾る。
刀を抜いて呼吸を使う。

炭治郎「人の心に土足で踏み入るな!俺はお前を許さない!」

《水の呼吸・拾ノ型・生生流転》!

《血鬼術・強制昏倒催眠の囁き》

奇妙な手「お眠りィイ。」

炭治郎「!!(ガクッ」

血鬼術で眠りにつく、しかしすぐに目覚める。
何度も何度も眠りにつかされる。
でも、何度も何度も自分の頚を斬って起きる。

六太「何で助けてくれなかったの?」

武雄・茂「「俺たちが殺されてる時何してたんだよ。」」

花子「自分だけ生き残って。」

父「何のためにお前がいるんだ。約立たず。」

母「アンタが死ねばよかったのに。よくものうのうも生きてられるわね。」

家族が俺を責めてくる。
この悪夢に、俺は堪忍袋の緒が切れた。

炭治郎「言うはずが無いだろうそんなことを!俺の家族が!!(怒」

水の呼吸・拾ノ型・生生流転で斬り掛かる。

炭治郎「俺の家族を 侮辱するなァアアァアアア!!!」

そのままの勢いで鬼の頚を斬る。
後ろに首が飛んでいく。
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