第4章 無限列車編
<炭治郎side>
目覚めろ!!目覚めろ!!目を覚ませ!!
炭治郎「ああああああ あああああ!!(起上」
周りを見回す。汽車の中だ。
バッ
ドッドッドッ……
首を触る。繋がってる。大丈夫だ。
炭治郎「はー……。(ホッ」
視線を感じ振り向くと禰豆子がいた。
炭治郎「禰豆子!!大丈夫か………」
手を伸ばして気づく。腕に縄が括られている。
炭治郎「(何だこれ?焼き切れてる。
禰豆子の燃える血か?微かだけど鬼の匂いもするぞ。)」
そして、切符も匂いを嗅ぐとやっぱり鬼の匂いが微かにした。
これは血鬼術だと確信する。そしてハッとする。
炭治郎「煉獄さん!!」
女の子の首を掴んで動かない煉獄さん。
未だに眠っている善逸と伊之助。
炭治郎「善逸 伊之助!!焰さ………あれ!?焰さん!?」
目の前に座っていたはずの焰さんの姿がない。
辺りにも姿形がない。
椅子の下に隠しておいた刀を手に取り、状況を見る。