第4章 無限列車編
ザザッ
匂いを辿る、走る。
炭治郎「(鬼がどこにもいない。匂いはするんだ微かに…。
でも何だこれは…。膜がかかってるようだ。どこからでも
微かに鬼の匂いがする。場所を特定できない。)」
ただ、それでもわかるのは。
炭治郎「早くしないと……!!禰豆子が血を流してる。
他の皆も眠っているなら相当まずい状況だ。」
どうすれば目を覚ませる!?
どうすれば…どうすれば!!
必死に目を覚ます方法を探す。
??「炭治郎 刃を持て。斬るべきものはもう在る。」
父さん!?後ろを振り返ってもあるのは木々。
炭治郎「(斬るべきものは在る…。斬るべきもの……、目覚めるために。)」
ふと、頭の中によぎる方法。
でも、もし間違っていたら?夢の中の出来事が現実にも
影響する場合 取り返しが……。
炭治郎「(迷うな!!やれ!!やるんだ!!
"夢の中の死"が"現実の目覚め"に繋がる。)」
つまり斬るのは、自分の頚だ《・・・・・》!!
炭治郎「うおおああああ!!!」ブシャッ!