第4章 無限列車編
<NOside>
カタッ カパ ぼてん
禰豆子が箱の中から出てくる。
煉獄が娘の首を掴んでいる光景を見つめ、
踏まれていた足を救出した焰を見上げる。
焰「お前の兄はあっこ(あそこ)だ。」
禰豆子「!」
焰が指さした方向を素直に禰豆子は見る。
そこには汗をかき、起きないとと呟く炭治郎。
炭治郎「起きないと 夢だ 起きないと。はぁ はぁ」
禰豆子は炭治郎の羽織を握り、揺り動かす。
焰はそんな禰豆子にひと声掛けた。
焰「俺は車両を見て回る。こいつらを任せた。」
返事を聞かずしてバッと居なくなる焰。
禰豆子「ムムム ムーッ(ゴチン」
痛そうな音が聞こえる。
禰豆子の額からボタタと血が流れてくる。
禰豆子は炭治郎に泣きながら血鬼術の炎を食らわせる。
そして、夢の中の炭治郎自身も炎に包まれた。