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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編


女の子2「縄を繋ぐのは腕ですか?」

女の子1「そう。注意されたことを忘れないで。」

次々と炭治郎たちの腕に縄を繋いでいく。
焰にもその手が伸びる、が。

ガシッ!

男の子1「ひっ!?なっ、起きて……!」

焰「大人しく見守ってりゃ何だこの状況。血鬼術か。」

全員が夢の中へ行ってしまい、男の子と焰は二人きり。
男の子は焰にギリギリと腕を掴まれていて
逃げることも痛みで声を上げることも出来ない。

焰「この程度、夢ん中なら死ねば起きれる類だろ。」

しかし、この状況では下手に動き回れない。
焰は情報を掴むため、男の子に詰問をし始めた。

焰「で、お前らはその鬼の言いなりになって
"精神の核"の破壊、殺害を行うと。」

男の子「(頷」

余程怖かったのか男の子は涙を流しながら頷いた。
焰はそれに構うことなく男の子を縛り上げる。

焰「くそ程どうでもいいが、邪魔されると面倒だ。
そこで大人しく座ってろ。」

立ち上がった焰は溜息をつきたげに周りを見回す。






魘夢「ねんねんころりこんころり 息も忘れてこんころり
鬼が来ようとこんころり 腹の中でもこんころり。

楽しそうだね、幸せな夢を見始めたな。
深い眠りだ。もう目覚めることはできないよ。」

魘夢はただ一人、眠りについていない者に気づかず
汽車の上で笑っていた。
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