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蒼き龍の逝きる意味

第4章 無限列車編


<NOside>

車掌「言われた通り切符を切って眠らせました。
どうか早く私も眠らせてください。死んだ妻と娘に会わせてください。」

「お願いしますお願いします……」と奇妙な手に
土下座するように願う。

奇妙な手「いいとも よくやってくれたね。お眠り 家族に会える良い夢を。」

ドクン

そのままの体勢から崩れるように眠りについた車掌。
奇妙な手は後ろを振り返り、子供たちを見る。

女の子1「あの…私たちは……。」

奇妙な手「もう少ししたら眠りが深くなる。
それまでここで待ってて。勘のいい鬼狩りは殺気や鬼の気配で
目を覚ます時がある。
近づいて縄を繋ぐ時も《・・・・・》体を触らないよう
気をつけること。」

子供たちが素直に頷く。

奇妙な手「俺は暫く先頭車両から動けない《・・・・・・・・・・・・》。
準備が整うまで頑張ってね。 幸せな夢を見るために。」

子供たち「「「はい……。」」」

??「どんなに強い鬼狩りだって関係ない。
人間の原動力は心だ精神だ。

"精神の核"を破壊さえすればいいんだよ。
そうすれば生きる屍だ 殺すのも簡単。」

魘夢「人間の心なんて皆同じ。硝子細工みたいに脆くて弱いんだから。」

ガタン ガタン ガタン ガタン

善逸「こっちこっち!!こっちの桃がおいしいから!」

伊之助「探検隊!!探検隊!!俺たち洞窟探検隊!!」

煉獄「頑張ろう!頑張って生きて行こう!寂しくとも!」

茂「兄ちゃんおかえり!」花子「炭売れた?」

炭治郎「うああああ ああ あああ!!
ごめん ごめん!!ごめんな!(泣」

皆それぞれ夢を見始める。
幸せな夢、楽しい夢、寂しい夢、泣きたくなる夢。
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