第3章 蝶屋敷編
<炭治郎side>
全っ然できない できなーい!!
全集中の呼吸長くやろうとすると死にそうになるよ
苦しすぎる 肺痛い耳痛い 耳がドクンドクンしてる鼓膜……
あっ
バッバッ
炭治郎「ハッ、ハッ、ハッ(泣」
びっくりしたーー!!!
今一瞬耳から心臓出たかと思ったーー!!!
炭治郎「ふがいなし!」
全然だめだこんな調子じゃ。困った時は基本に戻れ!!
炭治郎「(呼吸は肺だ。ちゃんとできてないということは
肺が貧弱なんだ。もっと早起きして走り込む。そして息止め訓練。)」
頑張れ!!頑張ることしかできないんだから昔から俺は。
努力の日々は積み重ねだ。少しずつでいい 前に進め!!
炭治郎「ハイ!(大声」
━━休憩━━
コトン
炭治郎「瓢箪を吹く?」
きよ「そうです。カナヲさんに稽古をつけるのに、
しのぶ様はよく瓢箪を吹かせていました。」
炭治郎「へぇー。面白い訓練だねぇ。音が鳴ったりするのかな?」
そんなこと思ってた俺を殴りたい。
きよ「いいえ、吹いて瓢箪を破裂させてました。」
炭治郎「へぇー。(もしゃり」
破裂………?
え、この瓢箪を?破裂って言ったか??
炭治郎「えっこれ?これを?この硬いのを?」
聞き直すと「はい」と返ってきた。
きよ「しかもこの瓢箪は特殊ですから通常の瓢箪より硬いのです。」
《そんな硬いのをあんな華奢な女の子が!?》
しかも、カナヲの破裂させてる瓢箪はそれの倍あった。