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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


炭治郎「終わったな……、疲れた…。」

ドシャ!

急に横から何かが倒れる音がした。
ハッとして見ると、倒れていたのは焰さんだった。

炭治郎「ほ、焰さんっっ!!!!!!!」

ほぼ動けない体を酷使して焰さんの元へ。
必死に抱き上げて仰向けにする。
顔は色白く、呼吸も浅い。
肩から胸に掛けて斬られた部分からは
ジワァ…と血が滲み始めていた。

炭治郎「焰さん!!焰さん聞こえますか!?
嗚呼っ、体が冷たい…!
早くしのぶさんの所に!!」

ジワジワとあの日の記憶が俺を
飲み込んでいく。
今度こそ、死なせてしまったら
二度と帰ってこない!!

炭治郎「禰豆子!大きくなって焰さんを運んでくれ!!
隠の皆さんがいれば応急処置ができる筈だ!!」

俺は羽織を脱いで、焰さんに巻き付ける。
禰豆子が俺をおぶり直し、
焰さんを抱き上げる。
走り出した禰豆子は俺の指差す方へと
駆け出した。
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