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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


伊之助「危ねえぞオオオ!!」

伊之助の声が聞こえたと同時に
帯が炭治郎達に襲い掛かる。

炭治郎「伊之助!!善逸!!焰さん!!」

どうやら深手を負っている焰と、
伊之助達では中々堕姫に近付けないらしい。
一緒に戦う事を提案されたが
宇髄の事を心配して一瞬油断した炭治郎。

帯に加えて血の刃が炭治郎を襲うが
ギリギリで応戦出来た。

堕姫「アハハハ!!だんだん動きが鈍くなってきてるわね!
誰が最初に潰れるのかしら!!」

そう愉しげに叫ぶ堕姫に四人で
呼吸を合わせて攻撃を仕掛ける。


伊之助「獣の呼吸 捌ノ型 爆裂猛進!!」


炭治郎「水の呼吸 参ノ型 流流舞い!」


善逸「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・八連!!」


焰「炎の呼吸 壱ノ型 不知火!」


一直線に堕姫に向かって走る伊之助を
援護するように周りの帯を蹴散らす三人。

伊之助は堕姫の懐へ入り、
刀を鋸のようにして頚を斬った。

伊之助「頚 頚 頚!!くっつけらんねぇように
走って遠くへ走るぞ!!」

そのまま頚を持って走り出す伊之助。
抵抗する堕姫の攻撃を刀で応戦し、
いつもの調子を取り戻していたが………

ドス!

後ろから音もなく現れた妓夫太郎に
胸を貫かれ、倒れた伊之助。

炭治郎「伊之助ーーーッ!!!」

炭治郎はどうしてこっちに妓夫太郎が
いるのか分からず宇髄の方へ目を向ける。

そこには、片腕が斬り落とされ
倒れ込んだ宇髄が居た。
それを見て、絶望が押し寄せる炭治郎。
飛んできた攻撃に、善逸の声も虚しく
その場にいた全員が、
瓦礫の下敷きになってしまった。
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