第8章 遊郭編
<伊之助side>
伊之助「だあああクソ!!
向こうは頚斬りそうだぜ!!ぐわっ!!」
蟷螂男の方を見た瞬間、蚯蚓女の攻撃が
ギリギリまで来て危なかったぜ!!
伊之助「チクショオ!合わせて斬らなきゃ
倒せねぇのによ!!」
三人で撹乱しながら逃げ回ってるから
何とか攻撃を避けれてるが…
避けてるだけじゃあ意味がねぇ!!
距離を詰めて頚を狙わねぇと!!
焦りだけが先走って、刀が揺らぐ。
どうしたらいいんだ!!!!
焰「嘴平伊之助、落ち着け!
何も全く同時に頚を斬る必要はない!
二体の鬼の頚が繋がっていない状態にすれば問題ない!」
どっからそんな声出してんだって
思うくらい力強い声が聞こえた。
善逸「焰さんの言う通りだ!!
向こうが頚を斬った後でも諦めず攻撃に行こう!!」
それに賛成するように紋逸がそう言う。
伊之助「お前っ…おま……
お前なんかすごいいい感じじゃねーか!!
どうした!?」
いつもと違う感じの紋逸にビビった。
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<NOside>
宇髄と共に炭治郎も妓夫太郎の頚へ
刃を降るが鎌で止められてしまう。
妓夫太郎「お前らが俺の頚を斬るなんて
無理な話なんだよなあ。」
だが、二刀流の宇髄はもう一つの日輪刀で
後ろから攻撃を仕掛ける。
グリンッ ガキィン!
宇髄「(首を真後ろにブン回すんじゃねぇよ!
バカタレェェェ!!)」
真後ろに回ってきた顔が、
宇髄の日輪刀を噛んで止めた。
それと同時にアレが発動する気配が
宇髄を襲った。
宇髄「竃門踏ん張れ!!」
そう言うと同時に雛鶴は炭治郎を
後ろへ引き倒し、宇髄はその脚力で屋根を蹴り
妓夫太郎と共に地面へと落ちていった。
炭治郎「宇髄さん!!!」
ギャリリ!!
炭治郎「!!」
下を見ようと炭治郎が顔を出すと
下から血の円型の斬撃が飛んでくる。