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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


ドッ!ドタバタドタ!

焰「ッ…、お前ら、早く外へ!
別の場所まで走れ…!行け…っ!」

焰は今の内にと逃げ遅れた人達を
外へと誘導する。

禰豆子「ガゥア"ア"ア"ア"ァ!!
ア"ア"ア"ア"ア"アア!!」

その間にも禰豆子は炭治郎から
逃げ出そうと暴れ回る。

炭治郎「ごめんな!戦わせてごめん!!」

炭治郎「(そこら中禰豆子の血の匂いがする。
俺が気を失っている間
どれだけ傷つけられたのか分かる。)」

炭治郎は今にも吹っ飛びそうな体に
力を入れ、禰豆子を押さえる。

炭治郎「痛かったろう!苦しいよな!
ごめんな!でも大丈夫だ!
兄ちゃんが誰も傷付けさせないから
眠るんだ禰豆子!!眠って回復するんだ!!」

禰豆子「ヴアァアア"!!」

炭治郎「禰豆子!!禰豆っ…」

その瞬間、炭治郎は禰豆子と共に
上へと飛んだ。

ドギャッ!

しかし、間一髪で焰が無防備な炭治郎の
背中へ背中合わせでくっつき、
天井に穴を空けた。

焰「ッッ……!!」

しかし、二階にも人がおり
焰は瞬時にその人達の守りに入る。

女性1「キャアアッ!!しっ…下から!」

女性2「何!?」

女性3「下から誰か突き破って……!」

突然の事に二階に居た人達は
混乱状態になる。

焰「全員外へ避難しろ!
それが出来なければ一ヶ所に集まれ!
危険だから俺の後ろから出るな!」

焰は混乱状態の人達に指示を出し、
少し離れた位置に人を集める。

炭治郎「禰豆…、子!!眠るんだ…!!」

禰豆子「ガアア"アア"!グワウ!!」

ガチガチと日輪刀を折らんばかりに
噛み付く禰豆子。
最早、禰豆子に正気など無かった。
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