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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


<まきをside>

まきを「(昔は、こんなんじゃ
なかったんだけどな。)」

死ぬのは嫌じゃなかった。
そういう教育を受けてきたから、
“忍”だから。

特にくのいちなんてのは、
どうしたって男の忍に力が劣るんだし
命を賭けるなんて最低限の努力だった。





宇髄『自分の命の事だけ考えろ。
他の何を置いてもまず俺の所へ戻れ。
任務遂行より命。
こんな生業で言ってる事ちぐはぐになるが問題ない。
俺が許す。』

宇髄『俺は派手にハッキリと命の順序を決めている。
まずお前ら三人。次に堅気の人間達。
そして俺だ。』

須磨・まきを・雛鶴『『『…?』』』

宇髄『鬼殺隊である以上、当然のほほんと
地味に生きている一般人も守るが
派手にぶっちゃけると俺、
お前らのが大事だから死ぬなよと。』

まきを『(…そんな事、言っていいの?
自分の命優先してたら
大した仕事出来ないけどいいの?)』


雛鶴『いいんじゃない?
天元様がそれでいいと言うなら。』

雛鶴『死ぬのが嫌だって、生きていたいと思うのだって
悪いことじゃ無い筈よ。
そういう自分が嫌じゃなければ
それでいいのよ、きっと。』






ぽん ぽん

宇髄「派手にやったようだな。
流石俺の女房だ。」

懐かしく感じるくらい、温かい
天元様の大きな手。
思わず、泣きそうになってしまう。
須磨は耐えられずに泣いてしまったけど。

伊之助「オイィィ!!祭りの神テメェ!!
蚯蚓帯共が穴から散って逃げたぞ!!」

宇髄「うるっせぇえ!!
捕まってた奴皆助けたんだからいいだろうが!!
まずは俺を崇め讃えろ!
話はそれからだ!!(怒」

そんな場合ではないのでは!!?

まきを「天元様、早く追わないと
被害が拡大しますよ!(汗」

宇髄「野郎共追うぞ!ついて来い!
さっさとしろ!」

何とか大丈夫そうだ…。

宇髄「おい、鬼擬き!」

え?鬼、擬き……?
一体、誰のこと……

焰「なんだ。」

え!?アンタ!!?
確かにちょっと鬼っぽいけど!
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