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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


まきを「“蚯蚓帯”とは上手いことを言うもんだ!」

須磨「ほんと気持ち悪いです!
ほんとその通りです!
天元様に言いつけてやります!」

まきを「あたし達も加勢するから
頑張りな猪頭!」

クナイで応戦する女性二人。
動きは素人ではない事が分かる。

伊之助「誰だてめぇら!!」

急に加勢した二人にそう問うと

須磨「宇髄の妻です!アタシあんまり
戦えないですから期待しないでくださいね!」

そう返ってきた。

まきを「須磨ァ!!弱気な事を
言うんじゃない!(怒」

須磨「だってだってまきをさん
アタシが“味噌っかす”なの
知ってますよね!?すぐ捕まったし!」

言い合い(?)をしながらも、
闘いには隙がない。

須磨「無茶ですよ!捕まってる人皆守り切るのは!!
あたし一番に死にそうですもん!」

帯がそれに対して嘲笑おうとすると

焰「人間なら心配するな。
誰も殺させたりしねぇよ。」

ズババッ!

蚯蚓帯「お前はっ!!!」

圧倒的な速さで帯を切り刻むのは
たった今目を覚ました焰だった。

焰「刀がねぇからって、丸腰だと思うなよ。
こっちにゃ仕込み刀が残ってんだ。」

そう言うと同時に、蹴り上げた勢いで
更に迫り来る帯を切り刻む。

須磨「誰だか分からないけど
ありがとうございますぅ〜!!(泣」

まきを「加勢してくれるのかい!
ありがとうね!」

伊之助「遅ェんだよ!ヘンテコ頭!!」

だがしかし、伊之助はこの状況に
焦っていた。

伊之助「(あの野郎!!本体じゃねぇだと?
ホントだったらやべぇぞ!
戦いに終わりがねぇ!)」

スッ

伊之助「!!」

ドドォオドン!!

善逸「シイィィイィイ…」

眠ったままの善逸が高いところの帯を
切り刻んでくれた。

伊之助「お前、ずっと寝てた方が
いいんじゃねぇか…?」

焰「お、鼠共。刀を感謝する。」

ムキッ ムキッ

善逸と焰の刀を運んだネズミ。
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