• テキストサイズ

蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


きよ「私しのぶ様に言いますから。
炭治郎さんの熱が下がらないことっ。(泣」

炭治郎「きよちゃん、頼む…。
この通りだ。秘密にしてくれ。(汗」

「俺は大丈夫だから」と言う炭治郎に
きよは「でも…」と引き下がらない。

炭治郎「俺は元気だ、大丈夫。
平気なんだ!(汗」

きよ「この体温計を見てくださいっ。
三十八度です。昨日も一昨日も
そうだったでしょ?もうずっと…(泣」

体温計を見せて炭治郎の目の前に
座り込むきよ。
その瞳からはポロポロと涙が止まらない。

きよ「熱があるということは
どこかに異常があるんですよ…。
私なんかじゃどうしたらいいのか分かりませんっ。
しのぶ様じゃなきゃ……。(泣」

そう言って泣くきよに炭治郎は
良心が痛む。
そして、本当の事を話す。

炭治郎「熱が出ている状態だと本当に調子がいいんだよ。
“ヒノカミ神楽”を連続して使えるんだ。
もっと強くなれるかもしれない。」

手を合わせてきよにお願いする。

炭治郎「しのぶさんに報告するのは
もう少し待ってくれないか。
もう少しだけ、ちょっとだけ…(汗」

ペコペコと何度も頼むと頭を下げる炭治郎に
きよは

きよ「わかりました…。
でも少しだけですよ…。」

と、渋々許可を出してくれたのだった。







ギィンッ!ズザザッ

堕姫「(しぶといわね。思ったよりも。
面白いわ。)」

炭治郎「(戦えてる。上弦の鬼と……。
“ヒノカミ神楽”なら通用するんだ、いや…
通用する(・・・・)だけじゃ駄目だ!!
勝つんだ!自分の持てる力
全てを使って必ず勝つ!!)」

«守るために、命を守るために。»

炭治郎「(二度と理不尽に奪わせない。
もう二度と、誰も。
俺達(・・)と同じ悲しい思いをさせない。)」

ゴオォオ

堕姫「ふふっ、不細工は頑張っても
不細工なのよ。」
/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp