第8章 遊郭編
炭治郎「あの…“須磨”花魁は足抜けしたんですか?」
鯉夏「!」
すると、さっきまでの優しい匂いが
警戒するような匂いに変わった。
鯉夏「どうしてそんなことを聞くんだい?」
炭治郎「(うまく聞かないと須磨さんの事を…。
警戒されてる…。)ええと…」
どう誤魔化そうか考えている間にも
鯉夏花魁の真っ直ぐな視線が突き刺さる。
炭治郎「須磨花魁は私の…私の……」アセアセ
炭治郎「姉なんです。( ;´◞ิ౪◟ิ`)」
咄嗟に出てきた嘘だけど、嘘をつくのは
正直とても辛いっ……。
※正直者の炭治郎は嘘をつく時
普通の顔が出来ない。