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蒼き龍の逝きる意味

第2章 柱合会議編


<焰side>

ザシュッ

炭治郎「!?」

また、自傷行為(仮)か……。
飽きないもんだなこいつも。
ま、くそ程どうでもいいが……。

不死川「お館様…!!証明しますよ俺が!
鬼という物の醜さを!!」

お館様「実弥………。」

不死川「オイ鬼!!飯の時間だぞ喰らいつけ!!」

ボタボタ

箱に血を注ぐ風柱。頭がおかしい奴にしか見えないな。

伊黒「不死川 日なたでは駄目だ。日陰に行かねば
鬼は出て来ない。」

不死川「お館様 失礼 仕る」

その場からお館様の屋敷の中へ跳んで入る風柱。
そのまま箱に刀を向ける。

炭治郎「禰豆子ォ!!やめろーーーっ!!!」

竈門炭治郎が起き上がり止めに入ろうとするが、
蛇柱に背中を肘鉄で押さえられ、動けなくなった。

焰「(息ができていないな………。)」

視線を竈門炭治郎から竈門禰豆子に変える。

ドスドスドス

箱のまま何度も刺されて、戸を壊されたな。
中から出てきたのは、髪の長い女。
血だらけだな。痛そうだ。どうでもいいが。

しのぶ「伊黒さん強く押えすぎです。少し緩めてください。」

伊黒「動こうとするから押さえているだけだが?(ミシミシ」

それにしては骨が軋む音がしてるがな。
これだから考えられない鳥頭………いや蛇頭は。

しのぶ「………竈門君 肺を圧迫されている状態で
呼吸を使うと血管が破裂しますよ。」

宇髄「血管が破裂!!いいな響き派手で!!
よし行け破裂しろ!」

悲鳴嶼「可哀想に……何と弱く哀れな子供 南無阿弥陀仏…。」

.......こいつらが鬼殺隊の柱か。末期だな。
ま、それもどうでもいいが。

炭治郎「グ ウ ウ ゥ!」

焰「…………。」

しのぶ「竈門君!」

甘露寺「(キュン」

嗚呼、これは血管が破裂するな。

ブチブチッ

縄が千切れた、すごい力だ。
あ、水柱が蛇柱の腕掴んだ。

炭治郎「ゲホゲホッ ゲホッ 禰豆子!!」

禰豆子「!!」

一瞬の間、竈門禰豆子は風柱の血から顔ごと背けた。
何だ、呆気ねぇな。

お館様「どうしたのかな?」

女の子「鬼の女の子がそっぽ向きました。
不死川様に三度刺されていましたが
目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して
噛まなかったです。」

お館様「ではこれで 禰豆子が人を襲わないことを証明できたね。」
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