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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


宇髄「いいか?こいつは任務先で鬼の目の前に
一般人置いて逃げるような卑怯者だ。」

この人は誤解している!
煉獄さんと同じように、焰さんを
噂だけで判断してる!

炭治郎「はっ…?そんなわけ…」

否定しようとするが、宇髄さんは止まらない。

宇髄「両親も居ねぇってことは、
自分が食っちまったんだろ!
もしそうでなくても、こいつは
素性が知れねぇ得体の知れない奴だ!

鬼に俺達鬼殺隊の情報を流してるって
噂も聞いてる!お館様から
こいつを鬼殺隊から追い出す事を
禁じられなければとっくに追い出してたさ!」

「お館様にどう媚びたんだか」と
焰さんを避難するような目と嫌悪する匂いが
宇髄さんから発せられる。
そんな気配を感じ取ってるであろう焰さんは
全く話を聞いていないのかなんなのか、
動じずに渡された着物を着ていた。

ん?着物を着ていた…?

善逸「あわわわわわっ!!!?
焰さん!焰さぁぁああん!!?(真っ赤」

焰「なんだ、騒々しい。」

炭治郎「ちょちょちょちょっ!!?
ここで着替えないでください!!
隣!隣の部屋で!!!(真っ赤」

そうだったぁぁあぁ!!!
しのぶさんから聞いてたけど
焰さんは男の人の前でも普通に着替えるから
気を付けてと言われてたんだぁぁ!!

宇髄「あ?男の着替え見たからって
何も面白みねぇじゃねぇかよ。
何をそんなに慌ててんだ、馬鹿共。」

女の人ですぅぅうう!!
焰さんは女の人ですぅぅぅぅうう!!

炭治郎「ほら!!早く!!お願いしますから!!」

焰「…わ、わかった。分かったから
静かにしてくれ。」

出来るだけ見ないようにしながら
焰さんを隣の部屋に移動させる事が出来た。

善逸も余程慌てていたようで、
少し疲れた顔をしていた。
宇髄さんはいまいち俺達の反応がわからないらしく
不機嫌そうな顔をしたままだった。

しかも話が逸れてしまい、今更話を戻す
きっかけを失いこの話題は終わってしまった…。

けど、焰さんがなんの躊躇もなく
着替え始めた事を阻止できたので良しとしよう…。
また後で、宇髄さんには焰さんに失礼な事を
言ったことを謝らせればいいし。

炭治郎「(でも何よりも、隣の部屋に
移動してもらえて良かった……。)」

安心したその後は、残りの化粧を
宇髄さんに施してもらった。



…どうしよう、ちょっと不安になってきたな。💧
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