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蒼き龍の逝きる意味

第8章 遊郭編


怒り心頭だった宇髄は冷静になり、
炭治郎の問いに答える。

宇髄「そりゃまぁ変装よ。
不本意だが地味にな。
        
お前らには
あることをして(・・・・・・・)
潜入してもらう。」

そう言うや否や、三人の嫁の情報を話していく。

宇髄「俺の嫁は三人共優秀な女忍者くの一だ。
花街は鬼が潜む絶好の場所だと
俺は思っていたが、俺が客として
潜入した時、鬼の尻尾は掴めなかった。
          
だから客よりも
もっと内側(・・・・・)に
入ってもらった訳だ。

すでに怪しい店は三つに絞っているから
お前らはそこで俺の嫁を探して情報を得る。」

すっと、右手をあげると指を一つ二つ三つと
立てる宇髄。

宇髄「“ときと屋”の『須磨』、“荻本屋”の『まきを』、
“京極屋”の『雛鶴』だ。」

そう言う宇髄。
しかしそこまで静かだった伊之助が、爆弾を落とす。

伊之助「嫁もう死んでんじゃねぇの?」ホジホジ

ドゴ!!

なんの予備動作もなく宇髄の拳が
伊之助の腹に見事に入る。
善逸の上に重なるようにして倒れた伊之助、
それと同時に襖が開き、宇髄が頼んでいた
物を家主が持って現れた。

家主「ご入用の物をお持ち致しました。」

宇髄「どうも。」

炭治郎・焰「「……。」」
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