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【進撃の巨人】業火のミライ

第2章  有り触れた日常


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少し行為を匂わせる?いやガンガン?な表現が入ります。








849年12月○○日冬




凍える夜、ライナーは訓練地の中を歩いていた。



凍える身を摩りながら、備品を取りに行く為倉庫へと向かっているのだ。早足で歩き、何故自分がこんな事をしなければならないのか、とそう思ったが、これも必要な事の為、しょうがない。


ただ道を進んだ。

ランプを片手に倉庫の扉を静かに開く。お目当ての備品を探しながら倉庫の奥に進むと、誰も居ないはずの倉庫の奥から声が聞こえてきた。







『やっ、……』

『ほら、素直になれよ』

『やめっ、……んん、』







2つの声が静かに交わっている。

紛れもなくそれは男女の声で、正しく行為を行うソレだった。
なんでこんな所で盛ってんだ、なんて思いながらも、ライナーだって年頃の青年ゆえ、静かに聞き耳を立てる。



気づかれぬよう近寄れば床に置かれたランプが見えてきた。
だんだんと声も大きくなり、もう彼等との距離は数メートル。






『ちょ、っほんとに……ダメだって、!』

『いいじゃねえか。な?』

『嫌っ、』






聞き耳を立てたその声に、ライナーはハッとする。どこかで聞いたことある声だったからだ。


そりゃここには訓練兵しか居ないのだから知ってるやつで間違いは無いので聞いた事があるのは当たり前だが、

それでも、その声はいつも聞いている耳から離れない彼女の声だった。








ライ「………………?」










ライナーがそっと覗いた先に居るのは、同期の訓練兵の男に押さえつけられるの姿だった。









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