第2章 変わる未来
あの後、朝までみのりを開発してみのりが初めての絶頂を迎えると共に2回目に突入し、3回目4回目とやっていたらいつの間にか外が薄暗くなっていた。喉が乾いたというみのりの為に水と果物を持っていくと動けないと言われる。
「じゃあ飲ませてやろうか」
「口移しなんてベタな事はしないでね?」
流石に怒っているみのりにこれ以上下手な事をするべきじゃないと悟り、みのりの身体を起こして水を飲ませてやる。まぁ…ここまでやったら後一日はまともに動けないだろうな。
「何でローは動けるの…というか、私が受け身で動いてるのはローだったのに…」
「まぁ、疲れてはいるが…これぐらいで動けなくなる程の体力でもないしな」
「そう…。…ところで、散々した後に聞くとかムードとかないんだろうけどさ…」
チラッとこっちを見たと思えば、気まずそうに視線を彷徨わせる みのり。…このタイミングで聞きたい事って何だ?不思議に思いながら話を聞いて笑いそうになる。
「最初の、時…余裕なさそうに見えたけど…あれは、私とだから…?」
「………そうだ」
どう答えるべきか少し悩んだが、散々みのりにあれだけ好き勝手した後に変に誤魔化したりするのは流石にないなと思い正直に答える。そもそも、今はやりたいと思ったら相手はみのり以外有り得ない。#NEME1#だから我慢したし、みのりだから理性が抑えきれなくなったんだ。みのりと出会ってからは一夜限りも無くなる程に俺はみのりに夢中なんだ。
「お前だから、したいと思ってあれだけ粘ったんだ。お前が無理だから他に行こうとさえ思わねぇ。そもそも、今までは女から声をかけられたから性欲でも発散させておくか程度で自分から女に声をかける事もなかった」
「ふぅ〜ん…?」
声は不服そうだが、顔がニヤニヤとしている。みのりのその顔を見てると、本当に出会った時とは表情が変わったなと思う。無表情か暗い顔以外は滅多に変わらなかったのに、段々と笑顔が増えていった。船を壊した日には大泣きまでした。そこから一気に変わっていった。そしてそれから暫くして俺はみのりを好きだって気付いたんだ。
「お前と出会えて…良かった」