第2章 変わる未来
結局流されてというか、言わされてというか…ローと初エッチを済ませました。思っていたよりは痛くなかったし、最後以外は多分気持ち良かったと思う。あれが気持ち良いという感覚なら多分そう。でも、終わった後の恥ずかしさが凄い。シーツでわざわざ隠したのにローは見てくるし。後、出てくる液体が一気に冷静にさせてくる。
「………因みに、ローはやっぱり…またしたいの?」
何とかシーツを返してもらい、身体を隠しつつそう問い掛けるとローはエッチの最中よりも眉間に皺を寄せた。
「…お前は、もうしたくないのか」
逆に質問を返された。これはまぁ…ローはしたいって事だよね。
「うぅーん…なんか、なんだろ…こう…あの…ローと、1つになってる感じかして…すっごく幸せな気分にはなれたんだけど…」
恥ずかしいよね!とにかく!途中口を塞ぐ余裕もなくって自分の声が部屋に響いてたけど、物凄く恥ずかしい!後、最後の方のなんかお腹を押し上げる感覚が怖いしちょっと痛かった。ローが指を入れてる時なんかは泣きそうだったし。
「ちょっと、したい、とは思えない、かなぁ…」
「分かった」
「え?」
え、分かったって言った?あんなにキスを拒否しても諦めず、キスだけ許したらキスだけでその先を求めさせようとしたローが分かったって!?
「あ、まぁ、分かってくれればそれで…」
「お前がしたいと思えるようになればいいんだな」
優しく微笑みながらローがそっと私を押し倒す。あれ、これは、やばいのかな?
「安心しろ…俺は賢者タイムってやつらしいからさっきみたいに無茶苦茶にはしねぇ」
そして、キスから始まった徹底的な指での愛撫。耳やら胸への責め。挙句の果てには怖いと思う直前を何度も繰り返すという拷問のような時間がやってくるのであった。
「も、う…やだ…頭、おかしくなっちゃう…」
「なればいいだろ。安心しろ、今回はやめないでって言えたらやめてやる」
待っておかしい、やめないでって言ったらやめるの!?やめてって言ったらやめないのに!?おかしい!抗議の言葉すらまともに出せず、気付いたら朝を迎えた時に私は観念して言うしか無かった。
「もう…やめ、ないでぇ…最後まで、して…お願い、ロー…」
そうして、私は初めての絶頂を迎えました。初体験から濃すぎるんじゃないかな!?