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貴方と未来を過ごしたい

第2章 変わる未来




「泣いても、もうやめねぇ」
「え、どういうこ、っー…!?や、あ、あぁ!」


一気に最奥まで突き入れれば息も出来ないぐらいの衝撃がいったらしい。そんな状態のみのりを気にする余裕もなく、ただ欲望をぶつけた。奥へと当たる度に大きな声が上がり、それが悲鳴なのか喘ぎ声なのかも分からない。初めて感じる感覚にただただ困惑してるようにも見える。


「っ、みのり…!もう…」
「ぁ、ん!ふあっ…ああ…!」
「みのりっ…好きだ」
「んぅっ…ふっ…んー!」


抱き締めてキスをして1番奥で果てる。キスをやめて顔を見るとみのりが変な顔をしていた。


「…最後、痛かった…」


まだ奥は痛かったようだった。…いや、俺は悪くない。煽ったのが悪い。そう思いつつ流石に続けて2回目は可哀想な気がしてここで止めておくことにした。


「とりあえず、抜くぞ…」
「え、あ…うわあああ!なんか出てきた気持ち悪っ!」
「情緒大切にしろって言った奴とは思えねぇ」
「うわぁ、生理の感覚とはまた違ってやだなこれ…」


ブツブツと文句を言いながら、シーツを引き寄せて身体を隠すみのり。…隠されると見たくなるな。そう思ってシーツをめくるとみのりにしては珍しく物理攻撃をされた。


「っ…お前、せめてパーでやれ」
「え、何?全裸で海に落として欲しかった?」
「もう既に見られてんのに何で隠すんだよ」
「いやいや、逆にローは世でいう賢者タイムでしょ?何故見ようとする」
「何だ賢者タイムって」


うーんと唸りながらみのりが考え込み、あぁでもないこうでもないとブツブツ喋りながら考えを整理している。…こいつ、本当に独り言に関しては治らねぇな。そういや、面倒臭いの口癖も再開してから増えたな。
暫く考えた後、みのりはうろ覚えらしい知識を元にたどたどしく説明してくれた。


「えーっと、確か生物の雄ってのは交尾を終えた後は冷静に危険に対処出来るように出した後は性欲が失せるとかなんとか…それを、私の世界では賢者タイムっていう。なんか、1人でやつまた後とか特にオカズを見て虚しくなるらしいよ」


………何となくは分かったが、賢者タイムって名付けた奴は相当やばい気がする。

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