第2章 変わる未来
どうしたものかと考えながら弄っていると、みのりが泣きそうな声で俺の名前を呼んだ。
「ロー…!ロー、やだ、怖い!」
どうやら刺激が強過ぎたらしくみのりが叫ぶようにして言う。イカせるのはまた後日の方が良さそうだと判断し、指を抜きみのりを抱き締めて頭を撫でる。
「すまねぇ、やり過ぎた」
「ゾクゾクして…頭の中真っ白で…今の、やだ…怖い…」
安心させようと目元や頬にキスをすれば、甘えるようにみのりがしがみついてきた。あー、駄目だ。もう無理だ。
「後少しだけ、頑張ってくれ」
そう言って我慢の限界を迎えそうな俺のをみのりの秘部に擦り付けると、みのりが小さく身体を震わせる。
「凄い…熱くて、堅い…」
よくもまぁそんなにも人を煽る言葉をチョイス出来るもんだ。もう泣いても絶対止めねえ。
「なるべく、息はいて楽にしてろ」
「う、うん…」
まぁ、そうは言っても力は入るだろうからな。先をあてがって入れようとするとやっぱり身体が強ばるのが分かる。最初だから仕方ないな。もう一度頑張ってくれと耳元で声をかけ、唇にキスをする。舌を絡ませていく内に少し身体の力が抜けたようだからその瞬間に中へと入れる。
「はっ、あ!あぁ…!んぅっ…」
いくら慣らしたとはいえ指三本とは大きさが違うのかみのりが苦しそうに息をする。そんな中でもみのりがわざわざ言った言葉に苦笑いが出そうになる。
「い、たく、ないけど…異物感が、やばい…!」
「息も絶え絶えに言う事がそれか…」
異物感って…。まぁ、思ったよりは楽そうで良かった。だけど乱暴にしてみのりが二度とするかと言い出しても困るから、動くのはゆっくりとだ。
「んっ、はぁ…んん…」
浅く動いていると、徐々に苦しそうな声から甘い声へと戻っていく。そんな声を聞いているせいか、久々にやるせいなのか。それとも好きな女とやるからなのか…そろそろ余裕がない。
「そろそろ…俺が、限界だ…」
「ん…へへ、顰めっ面…」
俺の言葉に反応して、みのりがそっと眉間に指を這わせながら嬉しそうに笑って言った。
「ねぇ、ロー…」
「なん、だ…」
「好き…」
あぁ、俺も好きだ。そう思いながら理性の糸が切れる音がした。