第2章 変わる未来
「普段からこれ以上の大きさなら下着やズボンの上から丸わかりだろ!そんなでかい奴見た事あるのか!」
「あ、確かに…」
「ったく…ほら、こっちに来い」
呆れつつもシャワー室へ入りシャワーのお湯を出して浴び始めると観念しつつも前を隠しながらみのりが近付いてくる。
「てか、わざわざここまで連れて来なくても良かったんじゃ…」
「今はシャワーを浴びるっていう大義名分があるから我慢してやってるがベッドの上で裸になったら流石に俺も我慢出来るか分かんねぇぞ」
「シャワー浴びるのに服着たままはおかしいもんね!」
とにかく文句を言いたかったらしいみのりに反論すれば、慌ててシャワー室で裸になるのは当たり前と連呼しだした。もうどうにかしてこのまま押し切れないかと考えてるのを知られたら何を言われるんだか。
「………改めて見ると、ローって良い身体してるんだね」
「…俺は改めて見る程みのりの身体を見た事ないんだが…俺だけそんなに見られるのは不公平だよな?」
上半身をジロジロと見ながらそう言うみのりをそっと壁へと追い詰める。まぁ、水着姿は見た事あるし酔って下着姿になってるのも見てるから後は一糸纏わぬ姿だけなんだけどな。
「いやぁ…私、胸ないし…」
「揉めるぐらいあるなら充分だろ」
「揉んだ事もないくせに…」
「じゃあ揉ませろ」
耳元で囁くように言えば、みのりの身体が跳ねる。顔を真っ赤にして何か言いたそうに口をパクパクとさせているから、開いた瞬間を狙ってキスをする。びっくりして俺を押しのけようとみのりの手が俺の胸元に移動したのを見て、少し調子に乗ってみた。
「んっ!ふ…んん!」
片手はみのりの胸を揉み、もう片方の手をみのりの尻を揉む。暴れようとしたみのりは、キスをしてる内に身体の力が抜けていく。
「ぁ、は…んぅ、っ…!ぁ…ま、待って、本当に待って!」
耐え切れなくなって、ガクンと膝が抜けたみのりを抱えるとみのりが待ったをかけてくる。…これ以上、待たされるのか…そう思っていたらみのりは予想外な言葉をかけてきた。
「せめて、身体を洗ってベッドの上にして!」
それぐらいならいくらでも待ってやる。