第2章 変わる未来
散々みのりと言い合いをした結果、みのりは別室で寝ると言い出した。…やり過ぎたんだろうか。いやでもやっぱり好きな女と2人きりでキスしか許されてないのは男としてきつい。無理だ。童貞だったら耐えれるとかないだろ、無理に決まってる。
でも、過去の事とはいえ嫉妬してくれてるのは可愛い。可愛いと言えばここ最近のみのりはやばい。キスだけ許されてるなら、どうにかみのりからキス以上をしようと言ってくれないかとキスだけで追い込んでるが…もう、あれは思い切り感じてるだろ。他の女と比べるのは申し訳ないが、キスだけであの反応はやばいだろ。我慢してるだろうが、漏れてくる声なんかもう…喘ぎ声だろあれ。追い込んでいるつもりだが、俺も追い込まれてる。
グルグルとここ最近のみのりの様子を反芻してると、隣の部屋からみのりの声が聞こえてくる。
「だからって、エッチは違う!嫌だ!絶対痛い!痛くないのなんかエロ漫画ぐらいじゃないの!?」
…あいつは何を言ってるんだ…。そこからまた小さな声でブツブツと言っていると思えばまた大きな声が聞こえてくる。
「待って…そもそも私、男の人の見た事ない…!」
あいつ今何考えてるんだ!?大丈夫か!?迷走し過ぎてないか!?心配になってこっそり部屋を出て扉に耳を当てて聞いてみる。
…見てどうするんだ。見て放置は可哀想という考えに至ってくれて助かるが、そこで好奇心を出すなら怖いと思わず快楽に身を委ねればどうなるかの方に好奇心を出してくれたら助かるんだが…。
「………もうやっぱり自家発電してもらおうか」
そういえば言い合いの後に自家発電とか言ってたな。…自家発電…1人でしろって事か。………好きな女が傍に居てそれは虚しすぎるだろ!
「せめて胸があればなぁ…好き勝手使ってもらうのに…」
残念ながらお前の胸には俺の顔さえ挟めないな。
「口でってのはなんかなぁ…本当にグロテスクだったらやだなぁ…」
そうかそういう発想も出たのか…。
「そうだ…手があった!」
自家発電と対して変わらねぇ!
「あ、でもやっぱりグロテスクだったらやだなぁ」
そこに戻るのか…。
「うーん…とりあえず見てから考えたいけど、どうやったら見せてくれるかなぁ…」
もう見てから考える事になったのか…。