第2章 変わる未来
「…ロー…因みに聞くけど、初体験は?」
「………15…」
流石に初体験覚えてないはないだろうね!15かそうか!早いね!
「15歳から数え切れない相手としてたら数年ぐらいのブランクあってもそりゃあねぇ…」
「…いや、絶対お前が感じやすいだけだ」
「誰と比較して言ってるんですかね」
「…キスしてるだけだろ」
「あんなエロいキスしてよく言うわね!?」
どう考えてもローの経験によるものでしょ!感じやすいって何!?誰と比べてんだちくしょう!
「お前はそもそも肝心な事から話を逸らすな!話を逸らしていくからこんな話になるんだよ!」
「肝心な事なんて、結局ローがやりたいけど自分が1度キスしかしないとか言ったから引っ込み付かなくて卑怯な手を使って私から言わせたいだけでしょ!?」
「そもそもキスぐらいも拒否して、やっとキスしか許されてねぇんだから仕方ねぇだろ!こっちはどんだけ我慢したと思ってんだ!」
「だからやった事あるからそうやって性欲に引っ張られてるんじゃない!こっちはそもそも初恋の処女よ!?いきなりステップ飛び越えられて情緒も糞もないじゃない!」
「お前だからやりたくなるんだ仕方ないだろ!後なんなら俺だってこれが初恋だ!そもそも船の中で情緒も糞も何するってんだ!好きな女と2人きりで我慢しろとか童貞でも出来るわけねぇだろ!」
「好きならそれこそ時間をかけて育むのが愛じゃないの!?相手の気持ちも考えずに押し切ろうとするなんて結局自分の性欲しか考えてないじゃない!」
「逆に何を育むんだよ!この船の上で!デートができる訳でもなく、2人で出来る事が何かあるのか!言い訳ばっかりしないでさっさと諦めろ!」
「ローが諦めたらいいだけでしょ!やらなきゃ良い話じゃない!」
どうにかして相手を言い任せてやろうと2人して意地を張って、そろそろ引っ込みがつかない。その後も散々言い合いをして、疲れた。
「…絶対、私悪くないからね…」
「俺は悪くねぇ…」
内容は下らないけど、ローと喧嘩をした。本当にくだらない内容だけどね!?ようはローがエッチしたいからって卑怯な手を使って私に言わせようと仕向けてるだけだからね!?
「そんなに発散したいなら自家発電しとけ!」