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貴方と未来を過ごしたい

第2章 変わる未来




そろそろ流石にゾウに行こうと言い、ローは船を渋々進めてくれている。でも、もう日課のようになったのかキス責めはやめてくれなかった。


「っ…ふ…も、ぅ…毎日、しつこ…ぁ!」
「嫌なら吹き飛ばせば良いだろ」


分かってるよ!分かってるけど!


「だ、って…力、上手く…使えな…んん…ぅ…はぁ…!」


今日は足を丹念にキスされる。指の先から足の付け根まで。必死にシーツで下着付近を隠すけど、上手く力が入らない。恥ずかしくて逃げたいのに、もう少しって気持ちと能力さえ上手く使えなくて段々と抵抗する気も失せていく。


「なぁみのり…そろそろ楽にしてやろうか?」


足の付け根…内側を少し強めに吸われて身体がビクビクと震える。私もローも意地の張り合いを続けているからこんな事になっているんだ。なら、諦めた方が良いのかもしれない。でも…。


「痛いのは、やだ…」


もう抵抗する方が面倒臭い。なら、もう受け入れた方が良い。それでも、初めての行為は痛いときく。それはちょっと、流石に…。


「…これだけの反応してたら、ゆっくりすりゃ痛くねえだろ」
「これだけって…言われても…ん、ぅ…ふ…ぁ!」


これだけってどれだけよ!と思っていたら、またキスをされる。舌を絡めながら時折吸い上げられて、それと同時に背中をローの指がなぞっていく。キスのせいなのか背中への感触のせいなのか自分の身体が反応するのが分かる。


「やった事もねぇのにこんだけの反応してりゃ大丈夫だろ」
「っ…」


正直言うなら、ローってやっぱり経験あるんだなってのが何だかモヤモヤする。比較対象がいるからこその発言なんだろなってのとか、顔色変えずに平気でこういう事出来たりとか。


「…納得いかないからやだ」
「何の納得がいるんだよ」
「だって…このテクニックは、他の女で磨いたんだろうなって思うと…ねぇ…」


結局ローのペースに持っていかれてるのが腹立たしくて、わざとそう言うとローがニヤリと笑った。何でそこで笑うの!?意味がわかんない!


「つまり…俺の初めてがお前じゃないのが嫌なのか?」
「何でそうなるの!?」
「お前が船に来てからは誰ともやってないから、もう俺も童貞みたいなもんだろ」
「…因みにそれまでの経験人数は?」
「………」


あ、目を逸らされた。こいつ、覚えてないな!?
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