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貴方と未来を過ごしたい

第4章 ある日のハートの海賊団




「はぁー…服を、着せ…る方が…難しいか…」


水を置き、 みのりに近付く。よく見ると、ブラのホックが外れている。ズボンは膝ぐらいまで下ろされいるから、脱がせた方が早いだろう。…ブラを、外すのはまずい…かといって…つけるのか?俺が?このまま放置した方が良い気がする。…そうしよう、ズボンだけ脱がせて布団を被せて背を向けて寝よう。
そうと決めたらさっさと行動する。ズボンを脱がせても既に熟睡してるのか みのりは小さく呻くだけで起きはしない。


「…信用されてるのか、男として見られてないのか…どっちにしろ悲しいな…」


布団を被せて頭を撫でれば、 みのりが身動ぎをする。そして、嬉しそうに微笑んだ。


「…我慢してやるんだから、これぐらいは許せよ」


そう言って、額にキスをして部屋を出ようとしたら…また みのりにしがみつかれた。


「おい!待て! みのり起きろ!」
「うぅーん、煩いなぁ…」
「やめろ、お前自分の恰好分かってんのか!はなせ!!」
「もう…煩い!」
「っ…!」


ブラが外れかけてはだけそうな胸元に引き寄せられる。小さいけど、確かにある膨らみに顔を押し付けられて、俺の下半身が反応したのが分かる。
もう分かった…諦めたら良いんだろ。あぁ、俺は今日も眠れない。俺が戻らなかったらあいつらまた好き勝手言うんだろうな…。こんな気持ち1度で良いから味わってからからかえ…。


その後、5時間ぐらいしてから寝返りと共に解放されて即シャワーを浴びて頭を冷やした。


「もう、二度と…酔ってる みのりに近付かねぇ…」


それから更に数時間後、起きてきた みのりが寝惚けてブラが外れかけて下半身はパンツだけの状態で出てきた瞬間を目撃したベポが慌てて扉を閉めて みのりに感謝されたらしい。


不公平だ、と呟いた俺の言葉は誰にも聞いて貰えなかった。
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