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貴方と未来を過ごしたい

第4章 ある日のハートの海賊団




ある日の事。


「もう二度と、イカなくていい」


唐突に みのりから不機嫌そうな顔と共に言われた言葉に俺は首を捻るしかない。怖いの先を通り越して得た快感の何が嫌なんだ。


「ローには分かんないかもしれないけど毎回頭真っ白になって怖いんだからね!?そもそも充分気持ちいいのにイカせなくていいでしょ!」


そう言われても、イッた後に続け様で煽ると泣きそうで苦しそうでそれでいて特別甘くて痺れるようなあの声に、怖さからなのか必死に俺にしがみつくあの様をもう見れないのはちょっとなぁ…。


「聞いてんの!?」


ペンギン達には、付き合ってから2人って滅茶苦茶仲良くて言い争いの1つもしないんだからとてつもなくラブラブなんですねなんて囃された事があるが…ただ、 みのりが人前で言えない事でしか最近文句を言わないだけなんだけどな。


「そろそろ返事くれないとその股間についてるご立派なもの引き千切る」
「待てやめろ、早まるな」


俺はまだまだ みのりとしたいから是非ともそれはやめて欲しい。でも、そうか… みのりがそう言うなら1つ試したい事もあったし試してみよう。


「分かった、お前が嫌ならもうしない 」
「…随分とアッサリしてて逆に怖いなぁ」
「気の所為だろ。俺ももう三十路に入るって所だしな。好きな女の要望を叶えてやるぐらいには大人になるさ」
「うーん、どうも怪しい気がするけど…まぁいいや、もししないって言ったのにしたら…えーと…一緒に寝な…いや…うーん…」


そんなに俺の事信用出来ないのか。いやまぁ当たり前か。 みのりのその感は当たってるからな!それはそうと、嘘を吐いた代償が自分にもかかってくるのか罰が浮かばない みのりが可愛い。


「もう良い、海に落とす…」
「極端だな…」


海には落とされたくないが、まぁ俺からしなけりゃ良いんだろ。俺からじゃなきゃ。
そう思い みのりを抱き締めて撫でる。 みのりというとまだ納得出来ないのか訝しげに俺を見つめる。安心しろ みのり。俺は妥協しないからな。
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