【ぬら孫】双子の兄妹は我が道を行く【奴良リクオ】【氷麗】
第2章 婚約者は前世で恋した人
その後の御披露目も終わり、私達はリクオ様と氷麗の4人で同室に居た。
先程の会議にて
私はリクオ様の婚約者、大翔は氷麗の婚約者となる事が決まった。
お母様に言われて人間の姿に戻ると2人は驚いていた。
今は其々で話してる最中。敬語は外してくれと言われたが、妖の時は無理だと伝えてある。
「水月の好きなものってなに?」
「桜と月、かな?」
「あ、なんか分かるかも?夜に見上げる桜と月は綺麗だよね!」
「うん♪」
夢にも思わなかったわ。まさか、ガチ恋してたリクオ様の婚約者になれるなんて…。本当に嬉しいっ!
にしても、さっきからなんで障子から隠れて見てるのかしら?おじ様達。まあ良いか。…ワンピースだけど、下はスパッツ履いてるから大丈夫でしょう。
「…リクオ君、抱き付いても…いい、かな?」
「っ!…う、うん。良いよ」
リクオ様の胸に擦り寄る。リクオ様は頬を赤くしながらも私を抱きしめてくれる。それが嬉しくて首元に顔を寄せる。
「(か、かわ…ん"ん"…////)」
「リクオ君?大丈夫?」
「ぁ、な、なんでもないよ!」
「?それならいいけど」
これからは、貴方様のお側に居りますからね。リクオ様