【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第5章 そこで見たもの…
コンコン――。
ナイト「父上」
父「…入りなさい」
ナイトが静かに扉を開けた。
父「ハルカ、聞きたい事があるみたいだね?」
ハルカ「はい。…お母様の事です」
父「………。」
ハルカ「夢で見たの。お母様は亡くなったって言ってたのに、どうしてクレイの核で眠っているの…?」
父「…実は――」
ハルカ「――っ?!」
翌日、学校にて――。
三和「よっ、おはようさん妹ちゃん?」
ハルカ「……………。」
櫂「…?」
三和「お、おーい?妹ちゃん?」
ハルカ「…?! あ、ごめん!お、おはよう…」
考え事をしていたのか、三和が話し掛けたのにすぐには気が付かなかったみたいだ。
三和「なぁ、お兄ちゃん?妹ちゃんどうかしたのか?」
ナイト「…お前達には関係無い事だ」
三和「おいおい、それはねぇんじゃねぇの?こっちは心配してんのに」
ナイト「これは家の問題だ」
櫂「もう俺達は、立派な関係者だと思うが?」
ナイト「…っ…はぁ、昨夜父上から――」
言い争うより、話した方が良いと思ったのか、昨夜あった出来事を話し始めた。