【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第5章 そこで見たもの…
ハルカ「お父様、私さっき夢を見たんです」
父「夢を…?」
ハルカ「私は、惑星クレイの核に居て……そこで……お母様が、眠っていました」
ナイト「!?」
ハルカ「どういう事なの?お母様は、病気で亡くなったんじゃなかったの?!」
ナイト「…父上」
父「そうか、見てしまったんだな。力が戻れば、いつかは知る事になるとは思っていたが…」
ハルカ「ナイトも知ってたの?お願い、教え、て…っ」
ふらっ――。
寝起きで興奮した為か、再び倒れてしまった。
父「…皆、すまなかったね」
アイチ「い、いえ…何か事情がありそうですし…」
レン「そうですね、今日のところはお暇しましょうか」
三和「そうするか。じゃ、お邪魔しましたー」
櫂「………。」
皆、気を遣って帰ってしまった。
その日の夜――。
ハルカ「…はっ!?私、寝ちゃったの…?」
ナイト「気が付いたか?」
ハルカ「ナイト…」
ずっと着いててくれたのか、隣にナイトが座っていた。
ハルカ「! そうだ、私っ!お父様に聞きたい事が!」
ナイト「その事だが、落ち着いてきた聞けるか?」
ハルカ「……落ち着いて聞かなきゃいけない話、なんだね?分かった」
私とナイトは、父の部屋に向かった。