【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第4章 Shall we dance?
ハルカ「え?!パーティー!?」
レン「はい♪近々この福原高校のパーティーがあるので、それに出てください♪」
どうしてこんな話になったかと言うと、アイチにしたようにPAYクオリアを返して欲しいと話したら、返す代わりにパーティーに出て欲しいと言うのだ。
レン「そこで僕のお相手になってくれれば、助かります」
ハルカ「で、でも私、ここの生徒じゃ…それに…」
アサカ「…~~っっ!!」
アサカさんという方が凄い目付きで睨んでいる。
レン「ここでは催し物があると、続けて同じ人は選べないんです。前の相手はアーちゃん(アサカ)でしたから、別の人を選ばなくてはいけなくて」
ハルカ「いや、でも…」
?「そうだ。無理を言うものでは無い」
今まで黙っていた、妙にダンディなテツさんがレンを言い聞かせる。
レン「大丈夫ですよ、何とかなりますから♪」
皆「「「……………。」」」
何と言うか…掴み所がない人だと思った。
ハルカ「でも私、パーティーで着るような服を持ってないです…」
というか、パーティーに招待されたことも無いので持っているわけが無い。
レン「それはこちらで用意しますので♪アーちゃん、ヨロシク~♪」
アサカ「はい、レン様!」
ぐいっ――。
ハルカ「え、あの、ちょっと?!きゃああっ!?」
腕を掴まれ、奥の部屋に連行された。
別室――。
ハルカ「あ、あの?!」
アサカ「はい、大人しくして!採寸出来ないでしょう?!」
ハルカ「は、はいっ…!」
アサカ「全く、決まりとは言えどうしてこの子と…」
アサカがブツブツと言っているが、全部聞こえてるんだよなぁ…。
採寸が終わり、今日の所は解散。家に着いてから、ナイトが私に聞いてきた。
ナイト「そう言えば、お前はダンスなんて出来るのか?」
ハルカ「え、何で?」
ナイト「なんでも、雀ヶ森と組むとダンスを披露しないといけないらしいぞ?」
ハルカ「えぇっ?!そんな事聞いてないよ?!」
ナイト「お前が連れて行かれた後に聞いたからな」
ハルカ「ど、どうしよう!歌ならともかく、ダンスなんて!?」