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橙思いて来世へ紡ぐ【鬼滅の刃】

第15章 夏祭り


神社へ着くと、参道の両脇に所狭しと夜店が並び、参拝する者、夜店を回る者でごった返していた。


携帯で誰かへ連絡していた杏寿郎が、の手を引き目的地へと連れて行く。


着いた先は広場になっており、中央には盆踊りの大きな櫓、その周りに休憩所がたくさん設けられていた。


「煉獄ー!こっちだ!」


その中の一つから派手なイケメンが大きく手を振って2人を呼ぶ。


「あ!宇髄さーん」


「おお!そこか!」


そこには、柱専用なのかな?と勘違いしそうな程見知った顔しかいなかった。


「2人とも俺様には劣るが派手に浴衣似合ってんな!」


宇髄は黒地に銀、というかラメ?で模様が描かれたド派手な浴衣。


これは宇髄にしか着こなせないだろう。


イマドキの浴衣はキラキラなんだ、と妙に感心してしまった。


他の柱達もそれぞれの個性に合った浴衣を着用していた。


もう既に始まっていた酒盛りに参加し、お祭りを満喫する。



「もうみんな夜店は回ったの?」


向かいに座ってイカ焼きをもぐもぐしている蜜璃に聞く。


そんな蜜璃の浴衣は桃色に様々な色の牡丹が描かれた可愛らしい物。


彼女の前には既に色んな形のプラスチック容器が大量に積み重なっている。


「んん!んふほは…」


「代わりに答える。

ええ、もう回ったわ。

ちゃんと煉獄さんも回ってきたら? だ」


まだイカをもぐもぐしながら正解!と首をぶんぶん振る。


そんな蜜璃の通訳・伊黒の浴衣は期待を裏切らない黒地に白の縦縞模様の浴衣。


「では俺達も回ってこよう!」


「あ、!

ついでに焼きそばを3つと…」


藤色に蝶があしらわれた浴衣を着ているしのぶからの注文。


ちなみにカナエは白地に蝶があしらわれた浴衣だ。


こちらも期待を裏切らない!


みんなからの注文も受け、杏寿郎と夜店を回りに出かけた。
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