第13章 男子会女子会

「え？わたし！？」


いやいや、胡蝶のお姉さん方の方が綺麗じゃない、とアオイに言うも、だという理由がちゃんとある様で。



「伊之助がさんの事好きみたいで…


最近頻繁に、って言うんです…みたいになれって…」


「それは…」


絶対違う理由だと思う！！


初授業の日にあっという間に席に縛り付けられた事を根に持ってるのよー！！


あれ以来顔を合わせる度に勝負を挑まれる。


その度にわたしも紐で縛り上げちゃうからいけないのよね。


「さん、美人だし、背も高いし、細いし、なのに胸も大きいし…」


「あ、あんまり褒めないで…」


褒められ過ぎてテレる。


「まったく、嘴平くんは幸せ者ね…

でもそれは勘違いで、彼はわたしの腕っ節だけが好きなのよ。

アオイは彼女でしょ？

嘴平くんがキスしたり、エッチしたりするのはアオイだけなんだから自信持って！」


「ええええええ」


「あ、ごめん。

まだシテなかった？っ！いたたたたっ！！」


しのぶに頬を抓られる。


「？アオイはまだ高校生ですからね」


「ごめんなはい！」


頬を擦りながら今度はアオイと、カナヲにも伝える。


「彼氏の事はしのぶ達には相談しづらいだろうから、わたしに遠慮なく言ってね」


「あんまり大人の事は教えないでよ？」


「あ！しのぶも冨岡さんの事で相談して良いからね♡」


「！？」


最後は恋バナで盛り上がった女子会らしい女子会でした。