第13章 男子会女子会
「いいか煉獄、我慢だけが気遣いじゃねえ。
平日だろうが女にも男が欲しい日があるんだぜ?
の合図はおそらく浴衣だ!」
またパチーンと鳴らす。
「よもや!
なぜそう思う?」
「この時代、寝るのに浴衣なんて着るヤツいるか?
あんな寝乱れやすい物。
それをわざわざ着る、つまり、脱がして欲しいんだよ!」
フフンとドヤ感を出す。
「うむ、もしかしたらそうかもしれん!
だが、浴衣の日は100%俺が襲ってる!
浴衣は色気が堪らん!」
「んだよ!全然我慢してねえじゃねえか!!」
色事マスターは助言が失敗し不貞腐れる。
「煉獄、宇髄なんぞ放っておけ。
ところで、はまだ落ち込んでいるのか?」
「顔には出さないが、完全とは言えないな!」
「そうか…」
顎に手を当て考える素振りをしながら伊黒が提案する。
「今週末、甘露寺と甘味を食べに出かける予定だったが、お前達も一緒に行かないか?
甘露寺もに会いたがっている」
「む!良いのか!
も喜ぶ!」
「なら決まりだ」
すぐさまスマホを取り出し伊黒が蜜璃へメールする。
「今週末な!OKOK」
「貴様らは呼んでいない!」
「行くかよ!クソ宇髄だけに言えェ!」
「うまい!うまい!」
「……(モッ、モッ…炭治郎新作パンうまいぞ)」
男性陣がガヤガヤしている時、は中庭で女子会をしていた。