第13章 男子会女子会
「そういえばお前今世初めてだったろ?
どうだったよ?」
"目交い"は
と真昼間から、男子高校生かっ、てくらいの下世話な話を振る。
ニヤニヤ顔で感想を求める宇髄に固まる杏寿郎と呆れる伊黒、不死川。
「相手の顔がチラつくからやめろォ」
「宇髄貴様、欲求不満か」
休憩が終わればまた顔を合わせるであろうの事を思い浮かべ咎めるマトモな2人。
「ああ!?欲求不満なんてなったことねえわ!!」
ガルルルルと噛み付く。
「具合は教えんが、平日は仕事に差し支えないように我慢しているが、辛い!!
継子の時に手を出さなかった自分を褒めたい!」
程よくオブラートに包んで正直に答える。
初めて抱いてから翌日には同棲し、毎晩隙間なく布団を並べ、にも関わらず致さない日でもついついひとつの布団で身を寄せあって寝てしまえば、若い男子には辛いものがある。
その反動もあって、週末、は気を失って眠る事が多い。
「まあ鬼狩りは夜が本業だったからなァ」
「…同棲も善し悪しだな」
「は寝る時何を着るんだ?」
ここでもマトモな2人がマトモな相槌をうっていると、今まで黙っていた冨岡が爆弾を落としてきた。
「「てめェ/貴様 、変態か!!」」
「…!(心外!)」
「ギャハハハハ!!」
宇髄だけ笑い転げる。
「冨岡っ、おまっ、それ胡蝶に言ってみろ!
殺されんぞ!」
「…俺は嫌われてない」
「1回殺されろォ、クソが」
「うむ、至って普通のパジャマだ!
ただ最近は暑くなってきたから短パンが多くて生脚が堪らんな!
あとはたまに浴衣の日もある!」
「それだ煉獄!」
宇髄がパチーンと指を鳴らし煉獄を指す。