• テキストサイズ

橙思いて来世へ紡ぐ【鬼滅の刃】

第12章 変わらぬ想い


それから炭治郎は、無限列車の事、上弦の参との事、杏寿郎と最期に交わした言葉を教えてくれた。


「竈門くん、ありがとう。

杏寿郎さんの最期を看取ってくれたのが貴方たちで良かった…」


溢れる涙を拭いお礼を言う。


想像を絶する死に様だった。


柱の杏寿郎が、左目を潰され、腹に鬼の腕が貫通した。


吐血し、腕が塵となった後の出血による血溜まり。


2人の前では耐えたが、震えが止まらない。


その場にいたら正気では居られなかっただろう。


杏寿郎の名誉を守ってくれた炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子には感謝しかない。


2人を見送り、も帰途に着く。




♢




夜、寝室の布団の上で本を読む杏寿郎。


お風呂から上がり、寝室に入ったはそのまま杏寿郎の背後から抱きつく。


「む? 珍しいな。

どうした?」


「ん…今日ね、竈門くんに無限列車の話聞いたんだ」


本を置き、の話を聞く。



/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp