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橙思いて来世へ紡ぐ【鬼滅の刃】

第1章 夢


「じゃあいってきます、お父さん、お母さん!」


「頑張ってこい」
「 気をつけてね、…グスっ」


「ちょっ、もう泣かないでよ」

空港まで見送りに来てくれた両親に駆け寄りハグをする。


今日はわたしの旅立ちの日。

生まれも育ちもアメリカのわたしは、初めて親元を離れ、就職の為日本に旅立つ。

就職といっても、アメリカと日本の卒業、入社の時期はズレているので、両親のツテで知人が経営している学校の英語の臨時教諭としてなんとか採用して貰えた。


期間は半年間。

日本で働くのは幼い頃からの夢

…というより、何故かわからないけれど、日本に行かなくちゃいけないと思っていた。

義務というか使命感というか…
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