• テキストサイズ

オレンジ色の恋模様<流川楓>

第92章 疑うことは容易く、だから苦しい




「このまま、こっちにいる事にした。」


え?
楓?
1か月って言ったじゃん。


『そー言う事だから。』


ちょっと待って…。
その人誰…?


「もう、日本には帰られねぇ。だからおまえも違うのを見つけろ。」
『そーよ。カエデには私がいるんだから。』


違う。
楓は私のだ!


「もう、オメーのことは好きじゃねぇ。」
『カエデはー、私の事が好きなんだもんねー。』


ウソだっ!ウソだっ!!ウソだっっっ!!!










「っっっうわぁ!!!!」


はぁ、はぁ、はぁ…。


「夢…?」


夢でよかった…。


……正夢って言葉もある…。
でも、楓に限ってそんなこと…。
いや“限って”なんて言葉はあてにならない。


あぁ、くそっ!!








































疑うことは容易く、だから苦しい
信じたいのに、弱い自分がここにいる。




/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp