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オレンジ色の恋模様<流川楓>

第100章 ハッピーエンドの続き




ピンポーン


誰だよっ!
こんな朝早くから!!


しかも、人が幸せに浸ってるのにさぁっ!


ピンポーン


「はいはいはーい……。」
「オス。」
「楓…?」
「腹減った。」
「えっ?あっ、あぁ…。」


正月だろうがなんだろうが、この数年帰ってきたためしがないこの男。
しかも、なんで唐突に…。
っつーか、ただいまよりも先に“腹減った”ってどーいう了見だよ。


くそっ!


ちっとも変ってねぇ!!





あー、でも、そんなところが好きだ…。





「かえでー!帰ってくる時は連絡しろ!」
「…帰ってきた。」
「遅ぇよ。」
「。」
「…ん?」
「ただいま。会いたかった。」


私はこの男に、一生勝てる気がしない。












































ハッピーエンドの続き
「楓、プロ入りおめでとう。」
「おう。……。」
「ん?」
「結婚するぞ。」


やっぱり私は、一生、楓に勝てない。




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